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新潟県道257号線 田屋青海川停車場線 新潟県の酷道(険道) 何が起こった???1.0車線を用意する柏崎土木事務所の気概!

こんちゃん!

酷道を走るのが怖い!

酷道マニアのまるちゃんです。

 

勇者は寝坊した。

いかん!今日は重要な商談があるのだ。

今更車では間に合わぬ。電車を利用して、商談の約束の時間に間に合うよう行くしかない。

そもそもここはどこかと言うと、新潟県柏崎市。

ガチでグーグルマップをググると、最短の駅が青海川駅というらしい。そこへ行くには新潟県道257号、田屋青海川停車場線が最短とある。

行くしかねえ!

ここ右に行けば駅に最短ルートで行けるはず!そもそも停車場線と言う名前からして駅へのショートカットルートで間違いないはず。

さえぎるものはなにもない快走路。急げ!

退避所&警告標識のコラボはやめていただきたい。酷道マニアの性(さが)として停車してしまうではないか。急いでいるのにー。なになに?

かなりアバウトな冬季通行止めの告知だ。

柏崎土木事務所の方々と酒をのみながら、色々語り合いたい。

勇者は柏崎土木事務所のファンとなった!

いや、告知看板を見て興奮してる場合ではない。先を急がねば!

しかしここにきて快走路を急ぐ勇者に暗雲が!センターラインがなくなる道が視界に入る。

雲行きが怪しくなる。

???

いや、落ち着け!勇者は自分に言い聞かす!

交通量の少ない地方の県道においては、これはまだ高規格道路だ(と思い込みたい)。

たとえ対向車が来たとしても、血気盛んな草木を踏んで脇に寄れば、悠々と離合できる!

それみたことか!離合スペースもあり、停車車両も見える開けた道が視界に入り勇者は安堵する。

勇者は悠々と青海川駅へ。

再び道は御覧の感じになる。アスファルトに草が生えてるのを見ると国道471を思い出す。

これまでいくつか離合の為の退避スペースはあったが、ここで妙に広い退避スペースが。

突っ込んだ先が進行不能になる可能性がある場合、直前に転回して引き返せるスペースを設けるのは酷道にはよくあることだ。

国道157の直前にある最終転回場みたいな。

 

なんて、それは酷道においての話w今は関係ない。

酷道マニア特有の何か嫌な勘はあるが、先を急ぐのだ!

勇者はついアクセルを踏む右足に力が入る!

 

 

!!!何が起こった???

???

勇者は目の前の光景を理解できない。

今さらながらこの県道が酷道である事を悟った勇者はいつものように転回、撤退が頭をよぎるが、御覧の通り転回等できるはずもない。

この険道の特徴としては、完全な確信犯的判断の元、この先常に完全1.0車線をキープし続ける事だ。

1.1ではない!1.0!!!

しかも路肩、、、あやしくない?

高所恐怖症の酷道マニアである勇者は自分自身にそっと問いかける。

落ちても死にはしないだろうが、路肩の草木を全て刈ってしまえばとてもアクセルを踏む気にはなれない光景が現れるだろう。

繰り返すが、この険道のポイントは常に1.0車線であること。

絶対にぶれない。

柏崎土木事務所の気概だ。

 

しかし、かつてここはダート県道だった。そこにこうしたひび割れもないアスファルトを敷いたのも柏崎土木事務所の気概と言える。感謝。

 

もう0.8車線でわ?

峠の山頂。

確かにこれまでは緩やかな上り坂だった。ただ、注意すべきは対向車と路肩のみで、峠とするなら傾斜自体は緩やかだった。もっと言えば、路肩というか、対向車がいるかが全て。

いや、ほんと対向車いたらどうすれば良かったのか?

 

 

 

完全に青海川駅に急ぐという目的を忘れて恐る恐る進む勇者に対向車という最大のハザードが!しかしながら、左に見えるは退避スペース!無事離合(それでもギリギリ)。

ガードレールなんてものはない。

これまで1.0車線を駆け抜けてきた勇者に、再び柏崎土木事務所の挑戦状!

挑戦状をライデインで燃やし尽くした勇者はついに人里へ!

いや、感慨に浸ってる場合じゃない!青海川駅へ急げ!

エンドロールへ。

フィナーレ。

鉄道マニアの方々には日本一海に近い駅として有名な青海川駅。

勇者の帰還。

勇者は当然電車に乗り遅れましたとさ。

 

このブログを閲覧くださりありがとう!

 

最後に。

 

この道を必死で切り拓いて、踏みしめてきた人達と、この道にアスファルトを敷いてくれた人達。そして、この道に対して、尊崇と感謝の意を表します。

ありがとうございました。

 

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